備忘と録

感想などを

博士と彼女のセオリー (原題 : The Theory of Everything)

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恋愛映画はあまり得意ではないのですが、

これからは外面だけで判断せずに手を伸ばしてみようかなと思えた作品。

 

イギリスの物理学者、スティーヴン・ホーキングの半生を描いたドラマ。

観るまではよくある恋愛映画なのかなと思っていたのですが、

観終わってみるとホーキング博士の伝記映画だったんだなと。

 

ストーリーは完全な実話ではなく映画用に少しアレンジしているらしく、

中弛みすることなく飽きずに最後まで通して見れました。 

病気に蝕まれていく博士を演じるエディ・レッドメインがやっぱりすごかった。

段々と弱っていく姿を見ていると主人公ではなく妻のジェーンに感情移入して胸が痛くなりました。

 

そして何よりも音楽が素晴らしい。

全体的にとても落ち着く音楽で、聴いていると映画のラストシーンがパッと頭に浮かびます。

ヨハン・ヨハンソンというアイスランド出身の方が劇伴を担当しているそうですが、

この方の担当している他の映画作品は観たことがないのでそのうち観てみようと思います。

 

個人的に病気の人を演じる作品は手放しで良いものだとは言いにくいのですが、

それを加味した上でも素敵な映画だったと思います。

レナードの朝なども好きなので今更何を言ってんるんだって話ではありますが。

 

 

しかしアイスランドって日本人からするとあんまり馴染みのない国だけど、

素晴らしい音楽を作る人が多いなぁ。